ネギの追肥
ネギの追肥
ネギは栽培期間が長いです。
他の野菜に比べてダントツに長いです。
1年から1年半という、他の野菜の3倍から8倍くらい長い感じです。
これだけ長いと、追肥という施肥方法に頼らざる得ないと言えます。
そもそも、ネギに肥料や追肥は必要なのか?
ネギはとてもゆっくりと成長していきます。
そしてそれほど大きくなったり、実をならせたりするということもありません。ほとんど、葉っぱと茎のみという感じでトマトやキャベツのような感じではありません。
なのにそれほどの肥料が必要だとは思いません。
実際に肥料をほとんど与えなくても育つことは育ちます。少し細いといった感じで、時間もう少し長めにかかりますが、気長に待てばそれなりのネギができあがります。ネギは根が強く乾燥させても枯れずにいるくらいなので、吸肥力も強いと思います。
また、肥料をたくさんやると、成長が遅いため虫にやられることもありますし、長ネギのように深くうめる場合には肥料分が分解されてよくない物質がネギの根を痛める可能性もあります。
おそらくネギは弱めの肥料でゆっくりときくようなものが最適なのだと思います。
そんなに難しいことを考えるのであれば、肥料なんて使わないほうがいいのではないかと思いますが、やはり効率良くおいしいネギを作るためには肥料を与える必要があるようです。
できる範囲で多くの肥料を与えていくと、成長が早まりまた甘みも増してきます。
これはおいしいネギを作るためには必要なことです。そのように効率的にネギを作らなければいけないような場合には肥料が必ず必要となってきます。
ただ家庭菜園で作る場合には肥料を忘れたからといって、ネギがダメになったり、収穫ができなくなってしまうというような野菜ではありませんので、あまりこだわる必要はないかと思います。
ただ、玉ねぎと長ネギは別物です。あまり神経質にならなくていいのは長ネギの場合だけだと思います。
玉ねぎの場合には、茎が肥大して丸くなることができる期間というのが非常に限られた日数しかありませんので、その時に最大限おおきくなれるように栄養を与えておかなければいけないので、長ネギとはまったく異なる肥料の与え方をしなければいけません。
追肥の時期と回数
生産用には、効率的に、ということで、追肥は土寄せのタイミングで、回数は2,3回と言われています。
時期は成長する時期に多めにというのが定番のようです。
家庭菜園では、どっちでもいいですし、いつでもいいと思います。肥料なんてやらなくても時間がかかるだけで育ちます。
早く大きく太くしたいなら、暑い時期に肥料を与えて早く成長させるイメージで、やり過ぎないようにこまめにやるといいと思います。
土寄せのイメージでちょっとづつ混ぜていくといい感じです。
不思議なことですが、
肥料を多く与えて大きく太くしたネギは、甘いですが、収穫後日持ちしません。すぐにものすごく臭いにおいをだして腐っていきます。
肥料を与えていない、少ないものは、 数週間たっても臭くなりません。しおれたくらいで、また、苗として植えられるんじゃないかという勢いです。
粒状石灰窒素を使って、雑草の抑制や、病気予防などもできるようです。
石灰が入っているのがいいのか、なんだか、農薬っぽい使い方ですが、便利な方法があるようです。
特に夏場のネギの栽培に効果を発揮するようです。
夏場は病気も雑草も多いですから、対策は必要だと思います。